昭和6年の2軒長屋をリノベーションしてデイサービスとして利用しています。デイサービスの施設基準を満たすために、改装時には耐震および消防法をクリアしています。一方で長屋らしい風情や雰囲気もしっかり残していて、入居者、特に環境の変化についていくのが苦手な認知症の方が心を落ち着かせることのできる昔なじみのある場所となっています。部屋のあちこちに置かれた昭和を思い出させる小物は、昔を懐かしむ回想法の効果をもたらし、入居者同士やスタッフとの会話のきっかけにもなっています。長屋の味わいとデイサービスとしての効果が上手くマッチングしている事例を見ていただくことができます。