2019年11月16日（土）・17日（日）に大阪市立大学長屋保全研究会とオープンナガヤ大阪2019実行委員会主催のもと、「暮らしびらき」イベント「第9回オープンナガヤ大阪2019」を開催しました。本イベントは、大阪市を中心とした減り行く大阪長屋の保全活用を目的とし、現代の暮らしに合わせた改修や活用の方法を広く公開するほか、長屋の良さやそこにしかない個性を様々な人々に知ってもらう、年に1度のオープンハウスイベントです。

今年は大阪市以外に東大阪市、柏原市の長屋を含む44の長屋会場と3コースのまちあるきプログラムを行い、延べ4000人を越える来場者がありました。それぞれ住居・店舗・オフィス・工事途中などの用途の中から、自身の興味に合わせた長屋を回ったり、ワークショップに参加したりと楽しむ様子が見られました。例年参加する会場も、今年から参加した会場も、住人や所有者、設計者などの「長屋人」がそれぞれの個性が詰まった空間を公開し、大阪長屋の保全・活用について自由に考え感じることのできる2日間となりました。