これまでのオープンナガヤ大阪
第1回オープンナガヤ大阪2011
第5回長屋路地アートとの同時開催としてオープンナガヤ大阪が初開催された。阿倍野区2カ所、北区1カ所の長屋活用事例を巡り、長屋保全の専門家の解説を受けるバスツアーが実施され、31名が参加した。2会場が住居であったため、自由に公開することができず、予約制のバスツアーでの開催となり、そのため来場者数は以後のイベントと比較すると少数であった。またイベント終了後には、1組の参加者が所有する長屋の改修を行った。
第2回目オープンナガヤ大阪2012
第2回目であるオープンナガヤ大阪2012では、店舗等が参加したことにより自由に公開が可能となり、各会場でプログラムを自主企画し、来場者が自由に見学できるオープンハウス形式で行うことができた。阿倍野区、北区、福島区、中央区、生野区など5区、11会場で開催された。また、会場を増やし、主催を「主旨に賛同する緩やかなネットワーク」とし、実行委員会会議を1度も開催せず、電話とメールのみで運営を進めた。これは事務局の負担を限りなく少なくしながら、いかにイベントを成立させることができるかという社会実験であった。これはおおよそ実現できたが、会議が必要不可欠であるという教訓を得た。
第3回目オープンナガヤ大阪2013
第3回目であるオープンナガヤ大阪2013は、2012年度と同様にオープンハウス形式での開催となった。会場は8区、20カ所と大幅に規模が拡大している。これに伴い、来場者数も約700名と2012年度の500名と比較し増加している。また2013年度より、大阪市立大学と各会場関係者、大阪市立住まい情報センターからなる実行委員会を正式に設立した。また、現在まで継続して設定されているイベントコンセプトの「暮らしびらき」もこの年に設定された。
第4回オープンナガヤ大阪2014
第4回目の開催となったオープンナガヤ大阪2014は、7区18カ所で前年度から引き続きオープンハウス形式で開催された。前年度から2会場減少したが、イベントの広報活動を積極的に行うことによって来場者数は約1,100名と前年度の約700名から大幅に増加した。
第5回オープンナガヤ大阪2015
第5回目であるオープンナガヤ大阪2015は、大阪市11区と堺市、全28カ所で前年度から引き続きオープンハウス形式で開催された。このうち2つの会場の「karahori guild house」と「島やん」は「オープン台地vol.5」の参加会場でもあり、開催期間が重複する11月28,29日はタイアップ企画として公開された。会場数の増加に伴い、来場者数も前年度の約1,100名から1,934名へと大幅に増加した。
第6回オープンナガヤ大阪2016
第6回目であるオープンナガヤ大阪2016は、大阪市11区、その他3市の41会場で、前年度から引き続きオープンハウス形式での開催となった。本年度はオープンナガヤ大阪の参加会場に日常的に訪問することを可能とするシステムを採用したり、月に一度開催の長屋暮らしをより濃密に体験できるオープンナガヤスクールを開催したりと、イベント期間外にも積極的に活動を行ってきた。また実行委員会では、誰でも参加できるオープンミーティング形式を採用したことにより、会場参加者以外の人々との交流も盛んとなり、最終的には、過去最大規模での開催となった。